大型ドローン性能評価装置ドローンアナライザー

ドローンアナライザー
ドローンアナライザー

主な特長

実飛行なしに機体性能を測定できる評価装置

ドローンの飛行試験を行う際に、墜落リスクなく実施したいという思いから大分県産業科学技術センターと共同で開発に着手したもので、近年は大分県をはじめ各地でドローンによる買い物弱者支援や農作物集荷などの業務の社会実装に向けた取り組みが進む中で、上空を複数のドローンが飛行することに対する社会的受容性の向上と機体自体の信頼性向上が不可欠になります。
ドローンアナライザーとはドローンが飛行する際の挙動を再現させ、ドローン飛行中の運動性能解析や出力性能測定を行う装置で、ロボット上での飛行模擬によって、屋外での飛行試験をすることなく、ドローンの飛行性能を定量的に評価できる国内唯一の装置です。
ドローンの社会実装を加速化するため、より高いレベルでの安全性確保に向けて日々開発を進めています。

2020年度には福島イノベーション・コースト構想に基づき整備された、陸・海・空のフィールドロボットの一大開発実証拠点「福島ロボットテストフィールド」に導入されました。

動力性能試験

ドローンのもつ100%の浮上力を測定します。ドローンの最大離陸重量の設定に役立ちます。

浮上力評価試験

任意の浮上力におけるドローン機体の評価を行います。

振動性能試験

任意の浮上力におけるドローンの振動を数値化します。

ホバリング時間試験

設定した浮上力を維持、または目標浮上力まで減少させ、その経過時間を計測します。バッテリー駆動を行うことで、最大飛行時間を評価できます。

飛行ログシミュレーション

実際に飛行したドローンのフライトログをインポートして、姿勢とスロットル開度を再現します。

飛行ログシミュレーション

負荷と繰り返し回数を設定して長時間耐久試験に活用できます。

主な仕様

仕様 測定可能ドローン

仕様

電源容量
5.0kVA
本体質量
1,020kg
可搬質量
~180kg
最大アームリーチ
2,700mm

測定可能ドローン

総質量
最大150kg
対角ホイールベース
最大5,000mm
モーター
最大16個(二重反転構造可)
アーム
最大16個
バッテリー
22.2V~44.4V
浮上力
最大3kN

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